母親を大事にしたくなるストーリーです。 ハンカチを用意してご覧く ださい。 ----- 小さい頃、母親と水族館に行った時に 母親に買って貰ったソフトクリームを転んで落とした。 号泣してる私に母親は 「痛かったね、ママのソフトクリームあげるからね」 といってなだめてくれてたけど、 私は本当は「母親が買ってくれた」ソフトクリームを 落としたことが申し訳なくて泣いていた。 あれから13年経って、母親が死んだ。 私は、伝えることができなかった話を 死んだ母親の前で泣きながら話した。 ずっと前に「死ね」と言った事をずっと謝りたかった事。 彼氏が出来た事を報告しなかったこと。 お嫁さん姿を見たいって言ってたのに見せられなくてごめんね、 など、たくさんの事を話した。 そんな時急にソフトクリームの話を思い出した。 そして死んだ母親に言った。 「あの時私が泣いたのは申し訳なかったからなんだよ」 するといつからいたのか、父親が後ろから、 「お母さん全部知ってたよ。 あの時、お母さんは ”○○が私の為に泣いた” って言って泣いてたから覚えてる。 ホント親子揃って泣き虫だ」 と言って、泣いていた。 嬉しくて悲しくて涙が止まらなかった。 謝ってばかりいる事が情けなかった もっとありがとうを言えばよかった。 お母さん、本当にありがとう。 こんなとこでしか言えなくてごめんなさい。
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