おはようございます。 ヒメウズラです。 [父の声] この話は、「父の声がきこえる」という話です。 生前の父は仕事に対し真面目で厳しくとても強い人でした。 私には到底 かなわない大きな存在の人でした。 歩くことも非常に速く、ゴルフも上手でよく優勝しておりました。 （亡くなる前は、普通のおじいちゃんだったのですが若い頃は相当な「イケメン」でした） そんな父も病にかかり病院に入院しては手術、退院するという繰り替えしでした。 ある日、父から電話がありました。 「もう、だめかもしれない・・・」 ショックでした・・・ あの厳しく強い人がそんな弱気な発言をするとは・・・ すごく寂しかったです・・・ 私はその時、思わず「なにいってんの！ 大丈夫だってっ！」と強く言ってしまいました。 今、思えばもっとやさしく声をかけてあげればよかったと・・・ それから数ヶ月経った日、姉から電話がありました。 父が「危篤状態」という電話でした。 その当時、私は父の実家から離れて住んでおりました。 その日の夜に姉と母から電話がありました 「父が亡くなった」という電話でした・・・ 姉と母は号泣しておりました・・・ 私は、父の死に目にあえませんでした・・・ そして、 父の葬儀 父の火葬 と、事が進んでいきました。 午後の３時ごろだったと思います。 実家に居た私は急に体がだるくなり眠くなりました そして、金縛りにあいました。 でも、今まで体験した金縛りとは違うもので とてもやさしい金縛りでした。（ちょっと熱があるような状態） そのときです・・・ ｢○○―！○○―！○○―！｣と私の名前を３回 父の声です！ この呼ぶ声は、エコーの効きすぎたマイクでしゃべっているかのようでした。 声自体は生前の声と全くいっしょ でも今は父の肉体はありません・・・ でも父の声がきこえたんです・・・ 私は父の死に目に会えませんでした・・・ 会いたかったんだと思います。 ヒメウズラ
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