ホームホスピスも施設化するのか
『小説 横井小楠』を読みましたが、彼の役割についてよくは理解できませんでした。
Eテレでホームホスピスの紹介を見ました。看取りの場が民家を利用した家でなされています。西日本新聞の連載で知っていましたが、年間300人も見学があるという。その対応だけでも大変だと思うが、反面、それだけ求められていることの証拠になりますが。病院で寝たきりだった人が驚くほど回復していきます。普通に生活することが、どれだけ人間に活力を回復させるのか。驚くほどです。ここを利用した人は肯定的に終わりを迎えられそうだし、家族もまた納得できるでしょう。だが、費用負担を考えれば誰もが利用できるわけではないでしょうね。それは、制度の問題ですが。
「憂楽帳:人生の点数
毎日新聞 2013年06月03日
ある会社が最近行ったがん患者への調査で、がんになる前と今で自分の人生の点数がどう変わったかを尋ねた。点数が「上がった」と答えた人が34%、3人に1人の割合だ。「変わらない」という人も半数近くいて「下がった」と思う人は20%。がんといっても病状や治療法はさまざまだが、私は自分ががんになったら、点数は下がっても上がることはないと思い込んでいた。
この調査にかかわった乳がん経験者の桜井なおみさん(46)は「以前を100点とすれば、今は130点ぐらいかな」。診断直後はマイナスまで下がったし、失ったものもある。「でも、家族の大切さや周囲の支えに気づいた。やりたいことを先延ばししなくなったし、生きることに貪欲になった」。時間の有限を感じるからだという。
調査でも、「毎日を一生懸命生きられて、人生が豊か」「人に優しくできるようになった」「家族と過ごす時間が増えた」などの理由が挙がった。病気は予防できるに越したことはないが、患っても人生の満足度が上がる人が増えればいいなと思う。【下桐実雅子】」
民家の良さが見えますが、スプリンクラーなどの設置など進んでいけば、こうした良さが保てるのでしょうか。それは別にしても、こうした仕組みがもっと増えればいいのですが。