セントへレンズ山はアメリカ合衆国、ワシントン州スカマニア郡にある、活火山で、
1980年5月18日に大噴火をおこしたことで有名になった山です。この、大噴火で、
アメリカの経済は大きい痛手を受けました。200軒の建物と47本の橋が消失し、57人の命が奪われた。
鉄道は24km、高速道路は300kmにわたって破壊された。
かつては、アメリカ富士ともよばれるほど、日本の富士山によく似ていた、セントへレンズ山ですが、
1980年の大噴火で、見るも無残な姿に変わってしまいました。
1980年3月20日、セント・ヘレンズ山付近を震源とするマグニチュード4の地震が発生しました。
その後も地震が続き、3月27日には最初の噴火(水蒸気爆発)が発生しました。
以降、5月18日までの大噴火まで、小さな噴火を繰り返すことになりました。
セントへレンズ山の標高は、噴火後400メートルも低くなり、山頂は大きくえぐれた状態に、
変貌してしまいました。
これは、アメリカの出来事ですが、日本もひとごとでは、ありません。
なぜなら日本の富士山も、れっきとした、活火山なのです。
今はまだ、眠っている状態にありますが、いつ目を覚ますかは、わかりません。
でも、富士山はセントへレンズ山のようには、ならないでほしいと、切に願うばかりです。
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