瞬間と付き合う方法が・認知症
熱が完全には下がりません。今日もゆっくりとしておきます。
さて、近くの史跡発掘場所から須恵焼の工人集落跡が出てきたそうです。「竪穴住居跡10棟、掘っ立て柱建物跡2棟などが出土。このうちの掘っ立て柱建物跡(縦約6メートル、横約11メートル)から、ろくろを据え付ける穴(深さ35センチ)が見つかった。上方が直径最大45センチのすり鉢状で下方が直径18センチの円筒形という、二段構造の穴の形が特徴だという。」(西日本新聞)
月曜日説明会だという。
今日の報道によると夫は妻の介護を希望し、妻は専門職による介護を希望するのだという。
「認知症の父に最初イラッ でも本人の不安に気付き心に寄り添っていこうと」(2013年5月16日西日本新聞)としてエッセイスト 岸本葉子さんは語っています。
「母が急病で亡くなった後、父が少しずつ忘れっぽくなり、08年になって、配食サービスの昼食を食べない、心臓の病院にも行っていない、それなのにお菓子を食べ過ぎたり、転んだりして体調が急激に悪化していることに気付きました。 義兄は仕事があるのに、責任 感が強く、一人で抱え込んでいた。そこで、私は自宅近くにもう一つ中古のマンションを買い、父に引っ越してきてもらいました。賃貸にしなかったの は、長引くほど負担感が増すの は良くないと思ったからです。
〈岸本さんの担当は土日。父の部屋で世間話をして過ごす〉 楽しげに電話をするので、終 わった直後「誰とお話ししてい たの?」と聞くと、もう電話のことを覚えていない。夏にアラ スカのテレビ番組を見ていた ら、実際に雪が降っていると心配し始める。途中まで服を着せて離れると、あと少しができず、着ないままテレビを見ている。最初は動揺したりイラッとしたりすることの連続でした。でも認知症の本を何冊か手に取り「した覚えがないことをし たと言われ、した覚えがあるの にしていないと言われ、見えているのにないと言われる」とい う心理状態を読んで、それはさぞ混乱と不安の中にいるだろうと思い至りました。 「約束がある、出掛けなきゃ」 という父に「約束はない」と言っても駄目。「私、その人の電話番号知ってるから、行けないって言ってあげる」と答えれば安心します。1年半ぐらいたってようやく、客観的な事実より父の瞬間瞬間の「心の事実」に合わせるという根本的な転換ができるようになりました。」
私などは介護することも、されることも確率としては高いので、事実として知っておきたいが、感覚的に理解できませんね。相当、いらっとしそうです。